● 春を待つ京都

雨の日におすすめ大徳寺「高桐院」

源光庵の迷いの窓(右)と悟りの窓(左) 

週末にかけて京都に行ってきた。桜の季節にはまだ早く、しかも雨の降り続く
オフシーズンの日。
でも人は少なく、静かでしんとしていて、苔と石畳が雨に映えて、
こんな京都もいいなあとしみじみ思える2日間。
昔、光悦が築いた芸術村だった鷹ヶ峯では、鷹峯三山をバックにした
光悦寺や源光庵を歩く。メジャーな東山や嵐山とは違って、人影も少なく
広間に座ってゆっくり雨にぬれるお庭を眺めると気持ちがすうっと澄んでいくよう。
秋はそれは見事な紅葉だそうだが、春もまたよしです。
そして、大徳寺の高桐院。ここは是非雨の日に訪れてほしい場所。
雨にぬれた苔の緑が、なんとも鮮やか。鶯が鳴いて、それはそれは風流でした。

石畳が雨に映える東山の石塀小路

夜は、ライトアップされた東山を「花灯路」で楽しむ。
清水寺では特別拝観の秘仏を拝み、先斗町で京料理を堪能。
翌日も、ずっとお会いしたかった東寺の帝釈天さまにも会え、本当に
凝縮された2日間。
京都はよろしおすなあ。

最近の記事

PAGE TOP