● マンハッタンへ

有名なデパートmacy’sの前は車の通行が止められてオープンカフェに。

アメリカエコ事情取材に9日間の予定で行ってきました。
今回はニューヨークとカリフォルニアと大陸横断してとちょっとよくばりな計画。
マンハッタンは、若き頃、仕事で数ヶ月滞在したことのある懐かしい街。
6度目の訪問となりました。
なんだか、来るたびにクリーンになっていく。
でも、この街の臭いと騒音、そして独特の緊張感と活気は変わっていない。
ロングアイランドの友人宅から、ペンステーションから地上へ出たとたん
その喧噪がいろいろな記憶をフィードバックしました。

ニューヨークにもグリーンの波は確実に押し寄せているようだ。
タクシーはハイブリッドカーが半分くらいだし、グリーンビルディングも増えている。
新しい店舗やショッピングセンターも、ほとんど今までの建物を再利用したものが
ほとんど。
そのひとつが、地元ニューヨーカーにも人気の「チェルシーマーケット」。
もともと1890年代にナビスコの工場兼オフィスだった建物を
大規模にリノベーションした室内型のショッピングセンター。
上の階には地元テレビ局などのメディアが入っている。
ワインやチーズ、ベーカリー、お茶、お菓子、シーフード、お肉など
かなりセレクトされた食料品店が20店舗くらい。
おもしろかったのは、ベーカリーやお菓子など作っているバックヤードも
すべて見せること。そして、100年以上前の建物のテクスチャーをほぼそのままに
使っていること。食品を売るにはちょっと暗いかなと思うほどの古めかしさなのだが
それが、独特の雰囲気を作り出している。
私は友人と、ランチを「The green table」というオーガニックの食材を使ったレストランへ。
小さなお店だが、ケータリングのお店としても有名だとか。
webサイトhttp://cleaverco.com/では、使っている食材までもすべて公開している。localな
食材を使ったデリシャス&ニュートリシャス(体にいい)をコンセプトとした
ほんとにLOHASなレストラン。
私はチキンポットを注文したが、チキンもサイドについていたサラダもとても
フレッシュでおいしかった。

このチェルシーマーケットからほど近いところに新しくできた
ニューヨーカー和みのスポットが廃線の鉄道の高架後を緑化した散歩道
「High line」http://www.thehighline.org/だ。
かつてお肉屋さんの倉庫街だったミート・マーケット(Meatpacking District)あたりに
入り口がある。
線路の間にはたぶんかなり考えられて植えられたであろう、ローカルな植物が
たくさんあり、地上2階からの眺めを楽しみながらゆっくり散歩ができる。
西側にはハドソン川、東側にはちょうどチェルシーエリアが見られる。
シアター・スタイルの階段式ベンチもあって、まるで映画のように
ハイライン下の10th アベニューを眺められる場所も設けられている。
ハイラインを眼下に眺めるホテル「スタンダード・ホテル」もオープンしている。
なんでもこのホテルからはバスタブやベッドの中に居ながらにして ハイラインが
見渡せるらしい。
チェルシーマーケットで好きなデリを買って、このハイラインでランチをする
なんているのが気持ちよさそうだ。

チェルシーエリアは最近ギャラリーが増えているアートスポット。
今や,SOHOを追い越す勢いらしい。
取材を終えて、チェルシーのギャラリーをぶらぶら。
そして、アップタウンのメトロポリタン美術館にも足を伸ばし、
フェルメールの特別展を見る。
たった1日のマンハッタン滞在でしたが、収穫の多い充実した1日でした。

最近の記事

PAGE TOP