● ぶらり小江戸「佐原」

以前から行ってみたかった小江戸、佐原(さわら)に足を伸ばしてみた。
成田空港の先、千葉県の水郷地帯にあるこの町。
江戸時代に利根川が東京湾とアクセスしていた頃、この佐原は
周辺のお米やしょうゆ、お酒などが集まり、それはそれは栄えたそうだ。
江戸川の支流の小野川沿いには、蔵や古い商家が並ぶ粋な街並み。

昔は30軒を超える数多くの酒蔵が栄えていたそうだが、今は2件が残っているのみ。
ここ中村屋さんで地元の「馬場本店」の純米酒を1本購入。
佐原は勝海舟が長逗留した町としても有名で、その名にちなんだお酒もある。

もうひとつ佐原で有名なのが、この人「伊能忠敬」さん。
50を過ぎてから江戸で天文学などを学び、55歳で測量を始め、
70過ぎまで測量を続け、日本地図を表す。
それまでは、ますおさん状態で婿入りした商家の商いをやっていた
わけで、一台発起してすばらしい事業をやりとげた中高年の星!
佐原の町には、記念館や忠敬が設計もしたという旧家も残っている。
まだあまりメジャーになっていないけれど、佐原は江戸~明治をリアルに感じながら
歩くのにとても魅力的な町だ。
どうも最近、日本でも歴史を感じられる場所にひかれる。

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