● 台北その1 台北はベジタリアンワールド

はじめての台北はめくるめく食ワールドでした。
まず、食材の豊富さ。そして味付けも中華料理よりマイルドで薄い味付け。
最初はちと味が薄いかなと思うものの、食材の味をきちんと出すには
これくらいがちょうどいいのだなとわかる。有機農法の野菜を出すお店も
多く、実は世界一、ベジタリアンレストランが多いところ。
仏教の精進料理をベースにした「素食」が広がり、今や若者の街には
おしゃれな「素食レストラン」も。

この素食メニューは、西門町近くにある「梅門客桟」にて。
無農薬の野菜を使ったいわゆる 台湾マクロビオティック・ベジタリアンレストラン。
スープは台湾にしかないきのこを使ったものだそうだ。
親切な店員さんは「猿のひげ」という名のきのこだと言っていたけれど、
かなり大きなきのこのよう。このお店、オーナーである李鳳山氏は、気功の達人
でもあり、レストランの上には気功教室も。
とってもLOHASなお店だったのだが、あいにく素食レストランにはビールもなく、
それだけがちょっと残念。あとでわかったのだけれど、台湾の人はあまり
夕食にもアルコールを飲まない。そのかわりソフトドリンクは日本とは
比べ物にならないほどバリエーションがある。
どうやら、「とりあえずビール」の習慣は台湾にはないようだ。

これは城中市場というローカルな市場の脇にある素食定食屋さん。
ちょっと中をのぞいたら、ベジフードがたくさんならんでいて、好きなものを
とって重さで料金を払うビュッフェスタイル。
おいしそうなマクロビお弁当も売っていました。
こういうシステムいいなあ。家の近所にあったら足しげく通ってしまいそうです。

こちら台北の人の伝統的な朝ごはん。
朝ご飯に豆乳を出すお店「豆漿店」(ドウジャン・ディエン)は至るところにあって、
豆乳朝食は台湾の人の定番だ。
私が食べたのは豆乳スープに、揚げパンのようなものを浸して食べる
「鹹豆漿」(シェントゥチャン)。
ザーサイや小エビ、エビなどが入っていて、味わい深く、すこしだけ茶碗蒸しの
ようにゆるゆると固まった豆乳スープ。これにサクサクの揚げパンを浸す。
う~ん、おいしかった。体も温まり、消化もよさそう。
これに大根もち、卵焼きともちもちしたクレープを巻いた「蛋餅」なども頼んで
しめて100円くらい!台北の朝ごはん屋さんを連れて帰りたくなったのでした。

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