スウェーデン3 ストックホルム

マルメから列車で4時間半、北に向かいストックホルムに着きました。
車窓から見る風景は、湖や森ばかり。
スウェーデンは9万を超える湖があるそうですからさもありなん。
ストックホルムはいくつかの島からなっていて、変化に富んだ
水と緑のまちです。世界で一番美しい首都と言われるのも納得です。
確かに首都で、こんなに自然とバランスのとれている街はないのではと
思います。
北欧滞在中は早起きをして、ホテルの周りをウォーキングするのを日課と
していました。ストックホルム滞在1日目。方向音痴の私は
ますはまっすぐホテルの前の道を歩いていったのですが、あっという間に
水辺に。朝日に輝く運河と街並、そして動き出した街を走る自転車やトラム。
この旅でも忘れられないシーンとなりました。

お天気も午前中はいいのだけれど、それがずっと続くことはなく
午後になるとだいたい雨。
くるくるとお天気が変わる秋の空です。

ストックホルム郊外の森の墓地「スクーグスチルコゴーデン」。
地下鉄で迷いながら中心地から30分くらいかかりました。
グンナー・アスプルンドさんの遺作となった作品です。
エントランスから入って、十字架に向かって
緑のランドスケープを歩いていると
誰もが敬虔で静かな気持になれる不思議な場所です。
世界遺産でもあります。

「人は森に還る」
こんな森の中に静かに眠れたら幸せです。
11月のお盆のような時は、亡くなった人をしのんで
墓地がキャンドルで埋め尽くされるそうです。
森の中にひっそりとあった「森の礼拝堂」もとても
印象的でした。中は曲線でできていて母体の中にいるよう。
何か北欧の人の生死観を垣間見たように思いました。

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