岡山バイオマスタウンへ

今年の取材は岡山から始まりました。
岡山県は元々林業の盛んな場所ですが
その中でも中部にある真庭市は、1歩進んだ林業への
取り組みをしているのです。
朝1番の飛行機で飛んだので、取材までの時間
倉敷をお散歩しました。
白壁となまこ壁のコントラストが美しい、写真などでも
おなじみの建造物が倉敷川周辺に並びます。
街にはギャラリーやショップも多く、
ゆっくりできたら楽しそうです。

倉敷は冬晴れでしたが、トンネルをいくつか超えるとそこは雪景色。
景色があっという間に変わります。

バイオマス発電所

ペレット製造機

ペレット

真庭市は街をあげてバイオマスへの取り組みをしています。
たとえば、木材を建築用材として使うだけでなく、製材した時に
出る端材、おがくず、樹皮までも無駄にしないで
熱利用をしたり、発電に使ったり、製品に加工したりしています。
その廃材の利用率は9割を超えるほど。
日本は2/3が山に囲まれています。
昔から日本人は、山の木を薪や炭にして上手にエネルギーとして
使っていました。
それが、石油や石炭などの化石燃料に変わり
木材も外材に押され、日本の山はすっかり見捨てられた状態が続いていたのです。
でも今回真庭市の取り組みを見て、日本の林業の未来への
新しい道筋がひとつ見えたように思いました。
原発や化石燃料に頼る前に、山の資源を見直してみようと。

勝山のまちなみ

今回真庭では市役所の方々をはじめ10人以上の方に
会いましたが、みんないい顔しています。
地域に元気があるのはほんといいことです。
真庭市では一般の方も真庭の取り組みを見られるバイオマスツアーもやっています。http://www.biomass-tour-maniwa.jp/
古い街並みが残る勝山や、近隣の蒜山高原、湯質のすばらしい
湯原温泉などと組み合わせるといいかも。
東京からだと遠いイメージの岡山ですが、渋滞にまきこまれるより
すぱっと飛行機で飛んでしまうと、時間的には近いなあというのが
印象。朝10時には倉敷にいましたから・・。
取材内容は1月末発行「マイeco」で詳しく報告します~。

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