福島いわき市へ

今年3月に一度訪れたいわき市。縁あって再訪しました。
今回は早稲田大学と龍谷大学が行う「復興支援人材育成塾のスタディツアー」です。
主に自然エネルギーを活用して、被災地支援をしようというもの。
総勢20名ほど。年令も職業も異なる人たちと2日間こゆ~い時間を過ごしてきました。

いわきでは他の福島と同様、福島第一原発の事故による風評被害などで
農業、林業、漁業が苦境にたたされています。
でもそのマイナス要因をプラスに変えようと、市民が中心になってさまざまな
プロジェクトがたちあがっています。
ひとつがオーガニックコットン。
塩害に強く、セシウムの移行も少ないというコットン。
15カ所、1.5haで栽培が始まっています。
それも、和綿の茶綿。ほとんどが輸入のコットンに頼る日本では
とても希少な綿です。
来年はTシャツになるとのこと。ほんとに楽しみです。

オーガニックコットンは地元の人だけでなく、
首都圏からのボランティアにも支えられて、すくすくと育っています。
フォトジェニックな女性は、もちろんいわきでオーガニックコットンプロジェクト
にかかわる女性です。

津波被害のあった久ノ浜は、前回と何も変わっていませんでした。
ただ、青い草が一面に生い茂っただけ。
19兆円もの復興支援のお金はいったいどこへいっているのでしょうか。
商店街のお店には地震直後の写真も貼ってありました。
このあたりは火災もあったということで、甚大な被害の様子がわかります。

この地域のすぐそばにある久之浜第一小学校。
3月にコミュニケーションアートというイベントを子供たちと楽しみました。
その一角に商店街ができていました。(その時もあったのかな?)
遠くの仮設住宅などにバスで帰る子供たちを商店街の方々が
手を振って見送って、なんだかよい交流が生まれていました。
この小学校でもオーガニックコットンの苗が育っていました。
いわきの新しい産物としてオーガニックコットンが根付くことを
願ってやみません。
*エコロジーオンラインにもいわきの「オーガーニックコットンプロジェクト」の記事
を載せました。こちらも合わせてご覧ください。
http://www.eco-online
2日目はいわきの豊富な自然エネルギーなどを見て回りました。続きはまた。

最近の記事

PAGE TOP