がばい佐賀

最近お気に入りの伊万里・鍋島焼の器。からすうりがモチーフで、もちろん手書き。
からすうりの色が変わっていくところが気にいっています。
からすうりは、蔓の生命力から健康・長寿の印としておめでたいのだとか。
以前陶芸をやっていたのですが、やはりこんな風にとても絵付けはできません。
職人さんの技のすごさを感じます。

これを買ったのが佐賀の伊万里にある大川内山というところ。
山々が連なる墨絵のような風景に、窯元のえんとつが連なる
まさに「秘窯の里」。
300年続く焼きものの里です。
小さな山里に、窯元やお店が並ぶその雰囲気に圧倒されました。
古伊万里はこんなところで焼かれていたのですね。
以前にウィーンに行った時に、ハプスブルグ家のお宝にたくさんの
日本のやきもの、特に伊万里があってびっくりしました。
ドイツのマイセンなどもこの伊万里をまねしたところから始まっています。
世界の焼きものをいろいろ見ましたが、日本に勝るところはないなと
思うこのごろ。

この佐賀、伊万里への旅。
そらべあ発電所の贈呈式で同朋保育・幼稚園へ伺った際に
副園長先生が案内してくださったのが、この大川内山。
そらべあの式典は、今回も子供たちの笑顔であふれました。
佐賀の新聞にもカラーで紹介されましたよ。

大川内山の村には、こんな陶器のサインや看板?がたくさんあって
かわいいです。
登り窯や、水力で土を細かくする装置など見どころもいっぱいです。

副園長先生は、陶磁器の原料である石を掘ったという「泉山陶石」という採石場跡も
案内してくれました。
400年かけて一つの山を陶磁器に変えたそうです。WOW!
もうひとつ面白かったのは下の写真にある「トンバイ塀」。
これ使わなくなった窯のレンガや廃材を使って作った
究極のリサイクル塀。
焼きものの里ならではのアイデアです。
土の色が微妙に変化してモザイクのようになった色も
なんとも味わいがありました。
日本にはまだまだ面白いところがたくさんありますね。

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