初夏のショートトリップ

GWはほとんどお休みがとれなかったので、金曜日午前中の打ち合わせが終わってから
ぴょっと富士五湖方面に行ってきました。
富士山はいよいよ世界文化遺産。何故自然遺産ではないのか疑問ではありますが、
FUJIYAMAが世界遺産じゃなくて、何か遺産なのかと思うくらいです。
いつみても神々しい。
パワーをくれます。
雪のない蒼富士(勝手に命名)になる前の今の時期のお姿はほんとに
美しい。

この時期は、湿気もなくて1年中でも一番いい季節。
泊まった宿の周りを自転車で走りました。
新緑、新緑で気持ちいいこと。
このツリーハウスは、このあたりにお住まいの清水国明さんが
やっているキャンプ場にあるもの。
いろいろな木彫りのモチーフもあって、楽しいところです。

ちょっと心配なのは、河口湖の水位がぐっと下がっていること。
基準値から3メートル以上低下しているらしい。
確かに今までなかった土の湖岸が増えていて変。
富士山噴火との関係はないと言われているけれど
3メートルの低下は普通ではないです。
噴火したらしばらく関東はマヒしてしまうだろうなあと
思いつつ、それもまた地球の営みですから
人知の及ばないものなのでしょう。

河口湖の隣に西湖があるのですが、その湖畔にほど近いところに
根場(ねんば)地区というところがあります。
ここはかつて、日本一美しい茅葺きの里と言われたように40軒の茅葺きの家が
あったそうです。
でも、昭和41年の台風による土砂災害で3軒を残して全滅してしまい
村ごと青木ヶ原の方に移ったそう。
でもその美しい村が再生されて「西湖いやしの里根場」という名前で、
茅葺きの家で伝統工芸の体験や地場産品の買物、食事などができます。
富士山をバックに並ぶ、かぶと造りの茅葺きはなかなか風光明媚。
今年は富山の五箇山で合掌造りを取材したこともあり、茅葺きには興味深々です。
ここの茅(ススキ)は富士山の裾野の演習場の茅だそうです。
お昼に食べたお蕎麦がとってもおいしかったのですが、昔良く行った新井薬師の名店
「松扇」の姉妹店だと知ってびっくり。おかみさんも出てきて挨拶をしました。
「昔良くいったんですよ~」と言ったらほんとにうれしそうでした。

さて、この茅葺きのひとつに戦国武将の衣装をつけてくれる場所があり、
450年前の本物の衣装をつけられるということで
ものは試し。やってみました。
私は何故か鉄砲隊。
着付けをしてくれたおじさんの趣味だと思います(笑)
重い甲冑をつけて、鉄砲をもったのはいいですが
あんまり様になっていないですね。
全然強そうじゃない鉄砲隊になりました。

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