● 明日の神話

渋谷駅の「明日の神話」

真ん中に壁画のエスキースが

今見てもやっぱりいい「太陽の塔」

青山国連大学であったエコビレッジ国際会議に行く。 (Click!) 
先日のマイエコで取材した糸長教授やロス・ジャクソンさんの講演もすばらしかった。
今の世界的な経済危機、気候変動や生態系の変化など、それらはみんな
つながっている。どこが一番の問題点なのか、どうしてこんなことが起きてしまっているのか
自分の中だけで考えていたことをすっきり、はっきり言ってくれた。
参加している人も主催者も、きっと原点は同じなんだと思う。
だから参加していてもとても楽だ。言葉がひとつひとつ流れるように入ってくる。
エコビレッジというのは、ひとつの象徴的な代替案なのだろう。
さて、エコビレッジ国際会議についてはどこかでレポートすることにして
お昼の散歩のことを。
青山骨董通りは以前事務所を借りていた懐かしい場所。バブリーなファッション
ブティックは軒並み撤退してしまったが、よく通ったご飯屋さんは残っていて
ほっとする。大好きな「ふーみん」で「ふーみんそば」を食べる。ああ、この味。
変わっていなかった。
そして、久しぶりに骨董通りの裏にある岡本太郎さんちへ。
現在渋谷の井の頭線コンコースに飾ってあるメキシコで見つかった大壁画
「明日の神話」の再生のドキュメントなどを今は特別展示。
井の頭線な人の私は、乗り換えのたびにこの岡本さんの作品に圧倒され
眺められることに感謝している。

岡本太郎さんが実際に50年も住んで、アトリエも兼ねた自宅だったこの記念館。
毎回、訪れるたびに、岡本さんのパワーを感じてしまう。まだそこに
漂っているように感じるのだ。
お庭も楽しい。バナナの木になどの熱帯植物にさまざまなオブジェが
見え隠れする。
ポップアート的なんだけれど、軽薄じゃないんだよね。
村上隆氏の作品って太郎さんの影響を受けているんじゃないかな
とふと思う。
今見ると、太郎さんの作品は時代の前を歩いていたとつくづく思う。
あの高度成長時代に作られた作品なのに、今に一番合っているような
気がする。

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