Yayoi Minowa Green journal

庭のカツラの木を剪定したら、こんなものが出てきた。
誰がいたのかなあ。
我が家に来る鳥だと、めじろ、ムクドリ、鳩、シジュウカラ､ツグミあたりだけれど
大きさと残された羽から推理するとシジュウカラあたりかな。
巣は､小枝だけじゃなくて、毛糸のようなものも混ざっていてふわふわだ。
カラスの巣は最近は洗濯物を干すハンガーでできているというが
鳥さんたちの造形力はとってもユニーク。
以前に、鳥の巣を収集している絵本作家鈴木まもるさんhttp://www.i-younet.ne.jp/~basaract/の展覧会を見たことがあるけれど、
世界中にはほんとにいろいろな鳥の巣があってどれもアイデアに満ちた形をしていた。
小枝や草、土を使ったまさに自然のエコハウス。
誰に教わるわけでもないのに、どうして作れるんだろう。
今我が家の周辺は大きな道路計画が進行中で、たくさんの緑がこわされつつある。
きっとこの巣の持ち主も、どうしようもなくなって､我が家の不安定なカツラの木に
巣を作ったのかもしれないな。そう思うとちょっと悲しい。