おひさま発電所

市民出資でつけられたソーラー

町にはどんどん市民発電所が増えている

毎日新聞社の「マイeco」の取材。今回は長野県の飯田市です。
こちらは、早くから市民出資のソーラー発電システムがスタートしていて
全国各地でも、飯田市の真似をした市民出資の発電所が増えています。
市民出資の「おひさま発電所」は、ファンドも展開していて、
単なる寄付ではなく、出資をしたらちゃんと配当もあります。
銀行よりはるかにいい金利。おひさまさんは2%前後の配当を出しています。
もちろん出資する人は金利目当てではなく、「環境のために、次世代のために
お金を投資したい」という人がほとんど。
大きな銀行に預けても、自分のお金がどんなふうに使われているか
わからないのが現実。もしかしたら(というより、そうなんですが)
原発や軍事的なことに使われているのもあるわけで・・。
そのあたりは田中優さんの本あたりを参考にしてください。
「自分のお金がどんな風に活かされているか理解して貯金や投資をする」と
いうのはほんとに大事なことなわけです。

飯田市は「環境モデル都市」にも認定されていて(全国で13くらいあります)
いろいろな意欲的な取り組みをしている市です。
この「メガソーラーいいだ」もそのひとつ。
中部電力さんに土地を提供して、だいたい平均年300世帯くらいの
電力を発電します。
もちろん、発電された電力は市で使います。
飯田市は山にも囲まれ、いい川も多いので、次は小水力(大きなダムじゃなくて
自然の形を壊さずに水のパワーで発電するシステム)に力を入れていくそう。
もちろん森も多いので、木質系のバイオマスも。
ほんと資源がいっぱいあって、うらやましい。

ところで、飯田市の真ん中にはりんご並木があります。
春になるとこんな風に花が咲いて、実もたくさんなるそう。
この写真は市民発電所をたくさん作っている「おひさま進歩
エネルギー」http://www.ohisama-energy.co.jp/の社長さんが送ってくれました。
父親は、飯田市の近くが生まれ故郷なのですが、
飯田に行くと言ったら、父が「りんご並木があるよ」
と教えてくれたのです。
父は認知症で、最近の記憶はほとんどファジーなので、私はほぼ半信半疑。
でも、ちゃんとありました、確かにりんご並木。
その話を社長さんにしたらとても喜んでくださって
この写真を父親に見せるようにと送ってくれたわけです。
父にとってもいい思い出がいっぱいある土地のようです。
そんなわけで、何か私にとっても印象的な取材となりました。
前述のおひさま進歩では太陽光パネルを無料でつけるプランも
スタートしています。
詳しくは次回のマイecoでレポートしますので、よければ読んでみてくださいね。

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