沖縄は楽しいさ~

沖縄です。シーサーです。ハイビスカスです。
東京の桜が満開になったころ、沖縄はもう夏の日差しでした。
GWは書籍の仕事でお休みできなくなってしまったので
ちょっと早いお休みをいただきました。

沖縄に行くと、必ず1度は立ち寄るのが、那覇にある公設市場です。
「公設市場」という名前からもわかるように戦後のヤミ市から続いています。
市場内はほんとに楽しい。カラフルな魚や巨大な貝、ヤシの木に住むヤシガニ
までいます。
精肉店には豚の足(テビチ)やバラ肉(三枚肉) 豚の顔の皮(チラガー)
まで売られています。場外には衣類の市場や、お菓子などを売っているお店も。
私も大好きな海ぶどうと黒砂糖、ソーキそば、そしておばあが作った
島ラッキョウの漬物をゲット。
文化的には日本というより、東南アジアな市場でした。

沖縄の海の中も探検しました。
といってもライセンスはないので、もっぱら素潜り、つまり
シュノーケリングです。
気温は暖かいといってもまだ4月の始めなので、ウェットスーツを着て
もぐります。というか浮きます(笑)
ポイントは那覇の港から約40分くらいの慶良間諸島周辺。
「シーマックス」http://www.seamax.co.jpというダイビングクラブがアレンジしてくれました。
今まで何度かアジアの海などでシュノーケリングは体験しているのですが
やっぱり日本のダイビングクラブは安心できますね。
言葉もわかるし(笑)、きめ細かいケアがうれしいです。
私たち以外はみんなスキューバダイバー。
海の下でスキューバの人たちが潜っているのを水面から見るというのも
おつなものでした。
このあたりの海もサンゴが温暖化の影響で減っているそう。
すでにもう7~8割が死滅してしまっているという厳しいデータもあります。
そんなこともあり、沖縄のダイビングクラブはサンゴの保護活動なども熱心です。 http://churaumishinkokai.com
海の中をのぞくと、本当にその生物の多様性に感動します。
ほんとに世界の中でも多様性ではピカイチだった沖縄の海ですが
今はまったなしの状態。海の変化は陸よりもずっと大きいのです。

沖縄は海だけじゃないのですよ。森もすごい。
内地とは生態系が全く違います。
今回南部を中心に回った中で、印象に残ったのが
「ガンガラーの谷」http://www.gangala.com/
鍾乳洞の間にできた森です。
入口はその名も「CAVE CAFE」鍾乳洞を利用して作られたカフェで
ライブやディスコにもなるそう。なんだかこんな所で踊ったら
原始人のようになりそう。
というのも、ガンガラーの谷は、2000年前の縄文末期の石棺墓と人骨も
見つかっていて、考古学的にも
とても貴重な場所になりつつあります。日本人のルーツがわかるかも
しれない、そんなロマンのある森なのです。

ガンガラーの谷には、巨大なガジュマルの木もいくつかあります。
これは、その中でもウヌシュ(大主)と呼ばれている樹齢150年のガジュマル。
圧倒的な存在感でした。
カジュマルは「歩く」そうです。むむ、ほんと???
カジュマルの幹から無数に垂れ下がる根は、絡まりあいながら、どんどん伸びて地面に着くと、
そこから栄養を吸収しはじめます。そして、最終的には元の幹と区別がつかないほど
太くなります。
そうすると元の幹は枯れ、気根が新しい幹となって生き続けます。
つまり根が生まれ変わりながら移動するそうな。
映画「ロード・オブ・ザ・リング」の歩く木を思い出しながら、あのモチーフは
ガジュマルだったのかもと思ったのでした。

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