春の競演

八重紅しだれ

ソメイヨシノは散りましたが、まだまだ桜はいろいろ。
場所を選ぶと、4月後半でもお花見ができます。
母親の病院の帰りに立ち寄った新宿御苑。
イチヨウ、ウコン、カンザンなどなど
いろいろな桜が咲き乱れ、まるで日本画の中にいるようでした。

こんなにたくさんの種類の桜を見たのははじめてかも。

絵を描く人や、のんびり読書をする人。
騒がしい宴会のない公園で、それぞれ桜を愛でる
それがほんとのお花見かもしれませんね。

「昔の人は花に霊性を見ていた」そうです。
お花見も単なる遊興ではなくて、お米の豊作を願う神聖な行事だったそうな。
これは日本のこよみを扱った手帳「旧暦日々是好日」に出ていたお話。http://www.lunaworks.jp/
この手帳は去年お知り合いになった方が作っている旧暦を基本とした手帳で
自然の移り変わり、その中で昔の日本人がどれだけ自然を敬い、自然と共存していたか
本当によくわかります。
いつもの西暦のカレンダーではなく月の満ち欠けで暮らす旧暦の方が
自然のリズムにそっているのですね。

ともかく、東京の真ん中で1時間あれば、ふっと旧暦の世界に入れる
新宿御苑は貴重な場所。
一部の木は、剪定も全くせず、自然の樹形にまかせているところも
なんともうれしいです。5月はバラも咲き始めますよ~。

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