自然エネルギーの宝庫・福島

いわき市2日目は、まず宿泊させていただいた湯本温泉古滝屋さんwww.furutakiya.com/ の
バックヤード見学や温泉見学などからスタート。
結構大きなボイラーを使っています。
古滝屋さんがある湯本温泉も昨年の地震で大きな被害を受け、
まだ一部がやっと開業したところ。
でも元禄時代から続くという温泉がすばらしかった。
身体と同じPHバランスなので、すっと浸透するそうです。
確かに優しいお湯でした。
ここでは温泉熱の活用などに大きな可能性を感じました。
古滝屋の若旦那は、「いわき復興スタディツアー」を企画し、地元のキーマンと
して頑張っています。

午後は、マイクロ水力をみんなで手作り。
羽を一枚一枚ビスで留めて。
しかし、私たちのグループは発電機の取り付けを失敗し
発電ならず。
残念でした。
もうひとつのグループはしっかり田んぼの脇の用水路で
発電しました。

いわきの7割を占める森林から出る残地材や間伐材を使っての
温度差発電というのも見学。
地下水と木材を燃やして暖めたお湯との温度差を利用して発電するそうです。
こんなふうにいわきは山と海があるので
いわば自然エネルギーの宝庫。
小水力発電の好適地もたくさんありそうですし、
日照もいいので太陽光発電ももちろんOK。
森もたくさんあるのでバイオマスの活用はもちろん、フラガールで有名な
湯本の温泉熱の利用もできます。
最近では福島沖で浮体式(浮かぶタイプです)の洋上の風力発電の
実証実験も始まっているし、
日本は資源のない国って言ったのはいったい誰?という感じなのです。
福島だけ考えたら、原発なんて全くいらないことが
よくわかります。あれはあくまで都心の人のためのものでした。
その上、石炭もまだあるそうです。(いわきは戦前石炭の産地でした)
いわきでももちろん市民発の自然エネルギー利用が始まっています。
なんとかこの豊富な自然エネルギーを市民の力で活用して
新しい福島を作っていくことができたら。
たくさんの困難もありますが、少しだけ
希望も見つけられたツアーになりました。

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